→【安藤回答2013.02.11】
安藤幸司といいます。AnfoWorldご訪問ありがとうございます。
ご親切なお便り心よりお礼申し上げます。
ご指摘の件、とてもうれしく拝聞しました。
私自身、コーンウォールは行ったことがなく、文献や資料を集めながら、頭の中で当時の状況を描いているだけです。
斉藤様のように親切にご連絡いただけるのは本当に嬉しい限りです。
二年ほど前でしたか、NHKの「世界ふれあい街歩き」と言う番組で
コーンウォールの町並みを紹介していたとき、食い入るように見ました。
ああ、ここがコーンウォールか、と、思い新たでした。
それでも、この地が石炭採掘の地だと信じて疑っていませんでした。
トレビシックが、小型で高圧の蒸気タンクを使って新しい蒸気機関を
作った背景も、石炭の採れない鉱山だから必要に迫られたという理屈がよくわかりました。
K.S.さんの情報はありがたくお受けして、間違った部分は早急に訂正するようにいたします。
ありがとうございました。
私のバックグランドは、機械工学です。
自動車が大好きで大学時代は内燃機関を専攻しました。
蒸気機関にはそれほど触手は伸びず、機関車の複雑な動力機構が
どうしてこんなに複雑なんだろうと思って来ました。
社会人になって、独学でいろいろな方面に工学の歴史を
訪ねていくようになり、機械工学を再認識している次第です。
イギリスの産業革命と、それを支えた機械工学はとても興味がありました。
イギリスには、それを支える機械好きがたくさんいたのだなと思います。
イギリス社会では、とても低い階層だった機械好き達が試行錯誤で蒸気機関を作り、知恵あるもの達が理論化し標準化していった足跡を、遅ればせながらヨタヨタとたどり始めています。
ウィットワースが規格化したネジは、現在も顕微鏡の対物レンズの規格として生き続けています。(ニコンやオリンパスはメトリックのネジに変えましたが、一般規格としてRoyal規格は残っています。)
今後とも、なにかお気づきのことがありましたら、
時間の許せる範囲でかまいませんのでご連絡いただければと思います。
このたびは良いご縁ができてうれしく思っています。
ありがとうございました。 |